INTERN VOICE

2023.09.30

若手、ベテラン関係なく自分がリーダーシップを取るという意識と自分の意見を積極的に主張できるフラットな環境

計12名の学生がTKIウィンタークラーク・プログラム(22-23冬)にご参加されました。TKIでは、充実した実践的なプログラムを多数用意しており、ご好評いただいております。

今回は、TKIウィンタークラーク・プログラム(22-23冬)にご参加いただいた学生の皆様の声をいくつかご紹介します。

TKIウィンタークラーク・プログラムに応募した理由を教えてください。

 「私は将来M&Aなどの企業法務を扱う弁護士になりたいと考えています。そのため、これまでに企業法務を扱う他の事務所のサマークラークやウィンタークラークに参加し、その業務を拝見させていただいたのですが、そこで見た案件を通して日本企業も日常的に海外進出を果たしていることが分かり、企業法務を扱う弁護士にとっての国際業務の重要性を強く感じました。  そこで、このウィンタークラークでは国際業務に焦点を当ててその内容を見てみたいと考えていたところ、TKIはクロスボーダーの案件に精力的に取り組んでいると伺ったため、是非その業務を拝見させていただきたいと考え、本プログラムに応募しました。」(Y.S.さん)

 「司法試験予備試験最終合格直後に行われた伊藤塾の司法試験に向けてのキックオフ会で配布されたTKI様のパンフレットを拝見して興味を持ったからです。貴事務所は、パンフレットによると、チームワークを重視しており、弁護士同士のつながりが密であるとのことでした。個人の力量だけでは、限界があるところ、かかる環境での執務は、チームで力を合わせて個人作業のみでは到達しえない高付加価値を生み出すものであると感じました。そして、かかる環境での執務は、チームで高付加価値を生み出しつつ、チームとして成長していきたいという私の将来の弁護士像と合致していると感じましたのでTKI様のウィンタークラーク・プログラムに応募させていただいた次第です。」(R.K.さん)

TKIウィンタークラーク・プログラムを通して印象に残ったプログラムはありますか。

 「どのプログラムもとても印象的だったのですが毎日違う弁護士の先生方と昼食会や座談会を通じてお話を聞く機会を設けていただき最終的にはTKIさんに所属するほとんどの弁護士の先生方とお話を聞くことができたのはとても印象的でした。そして、お話を通じて私がインターンに参加して知りたかった「チームの力」や「高付加価値と高生産性の実現」についてお話を聞くことができました。また、どの先生も共通して温かい人柄であると同時に「クライアントのニーズに最大限応えるための付加価値を提供し日本のグローバルトップファームを目指す」という熱量を持っているということを感じてとても感銘を受けました。

そして、年次の若い先生からも代表弁護士の方からもお話を聞く機会をいただけることは他の事務所ではなかったのでとても貴重な経験であり、これから弁護士としてどのようにあるべきかについてとても参考になりました。」(R.I.さん)

 「『Exchange Program』が最も印象に残りました。英語力に不安はありましたが、普段行われている研修に参加させていただくことで求められている水準を知ることができました。また、英語ができないと門戸が閉ざされているという印象がありましたが、その点は異なると感じました。現時点の英語力よりも将来的に英語を使うことができるようになるという意欲を評価していただいていると感じました。 また、外国法の弁護士もTKIの理念・目的を理解して事務所に参画していることも知ることができました。外国法の弁護士はTKIの理念や目的に深く共感して参画しているわけではないという先入観がありましたが、そのイメージも変わりました。他事務所の同様のプログラムで外国法の弁護士とお話しさせていただくことはなかったので、新鮮な経験となりました。」(T.Y.さん)

TKIウィンタークラーク・プログラムで、実際の案件に触れて感じたことを(クロスボーダー案件ならではの面白さや難しさ、実務の面白さや難しさ等)教えてください。

 「Immersion Programでは、実際の案件に極めて近い事案を扱った。これは、新人弁護士が行う研修内容の一部をそのまま用いたものである。普段大学等で解く問題は、あくまでも架空の事例であり、争点もわかりやすい。しかし、実務では必ずしもそうわかりやすいものではない。膨大な契約書の中から問題点を探し、依頼者に有利な方向でどう交渉していくか。こういった課題に立ち向かうには、法律の知識のみならず、具体的な想像力やビジネス勘等さまざまな能力が要求される。

そのため、今回の課題は難しかったが、先生方の解説も含め、いくらでも自分の裁量で取引をよくできる余地があるという部分はとても興味深かった。試験のように一定の解答が予定されている事案とは違い、自分で解答を作っていく。そんな創造的な仕事を将来できると思うと、実務に出ることも楽しみになってきた。」(A.T.さん)

 「実際の案件に触れて感じたのは、当事者の利害関係を調節するのは大変困難なことでありクロスボーダー案件ではなおさら困難であるということです。契約書も100頁を超えており、後で紛争が生じないようにあらゆる場合について穴ができないように、両者の合意のもとに契約書に落とし込むという作業は、単純に多くの作業量が要求される上に、英語力や、コミュニケーション能力、バランス感覚など多くの能力が必要とされると感じました。そのようにクロスボーダーのM&Aを扱うことは大変困難であると感じたのですが、同時に、ダイナミズムのある生き物のようなディールを成立させることができた際には多大な達成感を感じることができるのではないかと思い、将来的に私が主導して案件を回すことができるよう弁護士として成長していきたいと思いました。」(Y.Y.さん)

 「DD演習において検討すべき資料がとてもリアルであり、案件の資料を包み隠さず見せて頂けたと感じました。問題点の発見はなかなか難しかったのですが、資料をみるとなかなか面白く、とても楽しい時間でした。DD演習を通して、かなり慣れが重要な作業だと感じましたので、学部三年という今の段階で触れることができたのはとても貴重なことだと思います。しかし、普段の勉強よりも圧倒的に量が多く、実務と勉強の違いを感じました。 また、課題講評において、実際に弁護士の先生が作ったDDレポートを見せて頂きました。自分のものよりもきわめて詳細で、わからなかった細かい問題点も発見されており、実際の求められる水準を具体的に知ることができました。」(Y.K.さん)

TKIのカルチャー(多様な働き方、フラットな人間関係、成長を促す機会の多さ等)に触れてみて感じたことを教えてください。

 「森先生がおっしゃる通り、diversityに富んだ事務所であることを強く感じました。

しかし、diversityがあるというのは、何でもいいというのではなく、自身のOriginality, Personalityを磨かなければ、自分の個性は埋もれてしまう。だからこそ、自分にできることは何か、なにが事務所で、社会で求められているのかを意識して働かなければならないと感じました。受動的な働き方でなく、主体的な働き方で、それを支援するという理念の事務所は唯一無二で、TKIにしかない魅力だと思います。」(T.K.さん)

 「TKIではオフィスに来るかどうかが自由であるので、自らのライフスタイルに合った働き方ができると感じました。また、弁護士、バックオフィスのスタッフがともに、同じフロアの仕切りがない環境で働いている姿を拝見したことで風通しのよさを感じました。特に、代表の弁護士と、一年目の弁護士が隣の席で仕事をしながら時には雑談をしている姿を拝見して、大規模事務所にはない魅力を感じました。さらに、1年目から、セミナーを任されたり、リクルートを任されたりするなど、若手の弁護士にも積極的に成長する機会が与えられていると感じました。」(T.N.さん)

 「応募したときは、ホームページの印象から、少しお堅めの事務所ではないのかというイメージを持っていた。しかし、事務所に実際に入ってみて感じたのはとてもオープンで誰とでも接しやすい事務所であった。弁護士の先生同士も、年次関係なくものを言い合える関係であり、こういった所から質の良い議論が生まれるのだと感じた。また、リモートもコロナ前から活用していたとのお話も伺い、最初から多様な働き方を促進する環境にあり、先進的な考えがあった。 また、TKIの若手の先生方に就活中・入所前と入所後のギャップがあるかという質問をしたところ、どの先生も入所前に見た環境そのものが入所後にも広がっていたと答えられていた。

他の事務所では、就活前には全てを覗くことは難しく、入所後のギャップに悩む先生も多いと聞く。しかし、ここではそのような心配はなく、インターンにて実際に事務所に訪れることができ、とても良い経験になった。」(A.T.さん)

 「実際にTKIさんのインターンに参加してみて想像以上にフラットな雰囲気であることに驚きました。年次の若い先生から代表の弁護士の先生まで気さくに声をかけていただきとても温かい雰囲気で過ごすことができ、事務所内でのコミュニケーションを大切にする文化を肌で感じることでチームの力や信頼関係の構築の秘訣を感じました。また、TKIさんはそれぞれの先生の多様な働き方を尊重しているのが印象的でどの先生も仕事に全力で取り組む反面、自分の時間を大切にするといったメリハリのある生活をしておりとても魅力的なワークスタイルだと思いました。そして、年次の若い先生も積極的に案件に参加しており1年目から成長できる機会が整っていることもとても印象的でした。」(R.I.さん)

 「貴事務所には、若手の弁護士でも1人のプロフェッショナルとして見なすというカルチャーがあると感じました。その結果、若手のうちからベテランの先生の指示に従うだけでなく、自分で考えて意見を出したりクライアントへの対応をしたりすることが求められ、責任感を持って仕事をしなければならず、成長スピードも早くなるのではないかと感じました。また、弁護士の先生方の近くでプログラムを経験させていただく中で、そのカルチャーからか、必要以上の上下関係などがなく人的ストレスを感じない環境で仕事をされているという印象を受けました。作業場所は空間を遮蔽する物がない大部屋で、コミュニ―ケーション手段は透明性の高いslackが用いられていることもその理由だと感じました。」(Y.Y.さん)

 「私がTKIのオフィスで本プログラムに参加し、先生方のお話を伺って感じたことは、TKIはフラットな雰囲気であるということです。
オフィスにパーテーションがないという物理的な障害のなさもその一つの要因だと思いますが、若手、ベテラン関係なくそれぞれの案件において自分がリーダーシップを取るという意識がTKIの弁護士の意識として共有されており、その意識から自分の意見を積極的に主張できるフラットな環境が整っているのではないかと思いました。  また、リモートワークが自由であったり、服装も自由であったりとTKIの弁護士の方が多様な働き方をされているのを拝見して、各案件のアウトプットの質こそが一番重要であり、それに関係しない部分については自由にしているというTKIのカルチャーを感じられてとても感銘を受けました。」(Y.S.さん)

TKIウィンタークラーク・プログラムを経験して、今後どのようなキャリアを歩んでいきたいですか。

 「このプログラムが自分の今までのリクルート活動について考え直す転機になったと感じる。特に、自分が弁護士として、あるいはそれ以外としても何を成し遂げたいのかを明確に認識し、それに見合ったキャリアを形成せねばと強く思うに至った。具体的には、「日本が豊かに戻ればいいな。」、「世界での日本の存在感が高まればいいな。」とこれまでぼんやり思っていたのだが、これらをさらに明らかにした上で現実化できるキャリアを形成しようと思う。一方で現時点においては、少なくともファーストキャリアとしてグローバル業務を含めた企業法務をやりたいと考えているので、国内だけに縛られない広い視野を持ち、依頼者に真に頼られる弁護士を目指したい。」(K.S.さん)

 「私自身それまで、漠然と社会のためになりたいという思いはありましたが、そのためにどのような専門性を身に付けたいか、という点ばかりに目を向けがちで、先生方からお話いただいたような広い視野で自分の弁護士としてのキャリアを考えたことはありませんでした。しかし、専門性を身に付けることは手段の一つにすぎず、本質は、企業、ひいては社会を助けることにある以上、専門性以外にも考えるべき点が多くあると感じました。そのようなスケールの大きい課題に対して熱い思いをもって取り組むことができるのは、弁護士という職業の誇りでもあり、魅力でもあると思います。そのため、私も弁護士として働く以上、広い視野を持ち、新たな社会の課題を解決する、そのような信念をもって今後のキャリアを歩みたいと思いました。」(K.K.さん)

 「本プログラムを経験して、私が今後のキャリアを考えるにあたって最も重要だと感じたことは、縦割りの業務分野ではなく、広くクライアントのニーズに応えることのできる弁護士になることが重要であるということです。
特に日本の企業法務との関係では、クロスボーダー案件の重要性は今後益々高まっていくと考えています。そうしたニーズに応えていくためには、ジュニアアソシエイトのころから主体的に案件全体に携わることのできる環境にいること及び積極的にクロスボーダー案件に取り組むことが必要となるため、そのような観点から事務所を選び、英語を習得した上でクロスボーダー案件にも取り組んでいけるような弁護士になりたいと思います。」(Y.Sさん)

 「弁護士としての基礎体力を、案件を通じて着実につけた後、オリジナリティをだしていける、かつ、人間力豊かな弁護士になるというキャリアを歩んでいきたいです。今回のTKI様のウィンタークラーク・プログラムに参加させていただいて、大手事務所が抱える問題点や、日本の法務部門が抱える問題点をたくさん教えていただきました。私としても今回のプログラムを通じて、かかる問題点を認識し、そのような問題点を改善していくべきではないのかと考えるに至りました。そこで大事なのが、オリジナリティをだしていくことであり、人間力を磨くことであると教えていただいたので、このような点に秀でた弁護士になるというキャリを歩んでいきたいと感じました。」(R.K.さん)

TKIインターンシップ・プログラム(24夏)の内容はこちら